サゴシの酢〆、第1回ながと食のワークショップ


台風がまた、そして南洋に28号も発生と、油断ならない日々が続いておりますが、今朝の仙崎は旋網が休漁、沖建網が少なかった他は軒並み水準。魚価の目立ったところでいくと、「サワラ」。サワラの0歳魚、「サゴシ」が多いはずの10月なんだけど、最近はプリップリ、まるまるのサワラが定置によくまとまります。今朝もキロ1,000円超のサワラが数本ありまして、これを見るには2番セリ(5:30)。明日にでも出かけてみましょう。

それに、23日の水曜日は萩以外の主だった近郊市場、そして大阪 、築地も休市日。仲買さんのイベントが組まれているところから、水曜日はまとまった水揚げがないでしょうし、行くなら火曜日!という訳で、今日は市場の写真がなくてすいません。

では、食のワークショップ、レシピ紹介を進めてまいりましょう。やっぱりサワラでしょうね。ワークショップで食材提供したのは、「サゴシ」。魚価が安く、大量に獲れるのに、この地域では郷土食として定着をみないから、先生にいくつかレシピを考えていただきました。

馬場先生が今回考案してくださったレシピ

  • さわらの蒸しもの
  • 鰆の酢〆
  • 鰆の味噌漬け

の3種類。
先生はレシピのタイトルに「サワラ」を使われましたが、これは主催者側がひと月前に食材サンプルとして送ったものが「サゴシ」というより、「サワラ」に近かったためですね。その日はサゴシが手配できなかったんです。

サゴシはサワラに比べ脂質成分が6~8%も低く、水分が多く含まれる若い魚。なので水分を抜くと低カロリーで良質なタンパク質だけが摂取できる食品なのです。馬場先生は提供された食材すべての味を見て、それぞれに合った調味料を加減して下さいましたので、この日の完成品は長門のサゴシのためのレシピとなります。

まずはこれから。

定石の酢締め作法です。おいしく作るコツはベタ塩を振ることくらいでしょうか。
これまで仙崎でいろいろな魚の酢〆を食べてきたけど、サゴシは初めて。写真にある長門ゆずきちを絞ってからの二口目は至福の味わいでしたよ!

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