仙崎イカの美しさについて


今朝の1番セリ(2:00頃から)を見てきました。仙崎イカの水揚げの様子を眺めていましたら、南側市場ではまき網船団の運搬船が接岸して荷揚げの真っ最中。マアジの薫りに誘われてベルトコンベアーの彼方からパチリ。今朝は400グラムオーバーの型の良いサイズが割合と入っていましたよ。

旋網船の荷揚げ風景

さて、「朝だ!生です旅サラダ」の生中継が明日早朝となりました。やはり、天候は気になるところですけれど、なんとか中継時間中は雨は降らずにすみそうです。そこで主役、仙崎イカの状態はどうでしょうか。

ケンサキイカの箱だし

セリの開始時刻が迫っていたため、仙崎イカは整然と待ち構えておりました。
イカがでしょうか、この美しさ!
長門のイカ釣り漁師さんは、一本釣りで獲ったケンサキイカを漁船の活間(いけま:船底にあるイケスのこと)で生かしたまま帰港します。そして、港についたら活間(いけま)から慎重に揚げて発泡スチロール製の箱に並べてゆくのです。えんぺら部分を互い違いに重ねるようにしています。綺麗でしょう、仙崎市場ではこのようにしてセリにかけられるケンサキイカを『タテイカ』と呼ぶんですよ。

仙崎イカ拡大写真

海の中を泳いでいる時のケンサキイカは透きとおっていますが、荷揚げされてしばらくは写真の通り半透明。それから、ところどころブドウ色をした部分がありますけど、これは興奮したことにより体色を変化させているのです。関係者から、「ケンサキイカは透明から赤に変わり、最後は白くなる」と聞きました。クリアーなボディにワインを浮かべる姿が楽しめるのは、市場ならではでしょうね。

 

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